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ロックンロールな道場

激情ギターラ!(0)

ロックンロール星人
2008年5月27日

閲覧数:9852回

最近、イカす=カッコイイ邦題が少ないですが、この「激情ギターラ!」、久々のヒット。

昔の洋楽のアルバムや曲には、よくイカシた邦題がついていて、その作品のかっこよさを増幅させたり、その曲とは本来全く関係のない一面をもたらしたりしていました。

例えば、
ドアーズの Light My Fire は、「ハートに火をつけて」
ザ・フーの Substitute は、「恋のピンチヒッター」
ジャニス・ジョップリンの Move Over は、「ジャニスの祈り」
などなど。

「恋のピンチヒッター」なんて、昭和の漫画にありそうなタイトルですが、実際の曲は、メロディアスな60'sビートロック。
ベースラインはソウルっぽくて、むしろ骨太。
後にポール・ウェラーや、日本ではキヨシロウ、ハイロウズ、ウルフルズあたりの一流ロッカーたちに大きな影響を与えた名曲です。
でも、邦題は「恋のピンチヒッター」。
要するに、邦題をつけた人のセンスがモロに昭和だったってことだと思いますが。

そういう意味では、「激情ギターラ!」は、響きが軽くて想像力を刺激して、現代的でカッコイイ。
ギターにラ!がついているだけで、訳もなく腰を振りたくなるような、このラテンなノリ。
言葉だけでちょっとウキウキ。
音を聞かなくても、ギターで、ラテンで、もしやかなりファンキー?と想像できる。
ジャケットは爬虫類の目みたいでちょっと気持ち悪いけど、中身の音楽は、そのあまりに圧倒的なテクニックが文句なく気持ちいい。
クラシックギター2本だけでメロディもリズムも表現していて、打楽器のようにギターを鳴らすあたりはまさにファンキー。
そして、タイトルからは想像できなかったけど、ギターの弾き方はメタルそのもの。要するに速弾き。
でも音の輪郭がハッキリクッキリで、すごく聞きやすい。
使っているギターもクラシックギターだから、メタルのように歪んでいるわけでもなく、曲調はラテンとクラシックとロックが混ざっていて、暗い訳でもない。
ツェッペリンのstairway to Heaven(邦題「天国への階段」)をカバーしていて、これはもう必聴もの。原曲より良いかも?
男女2人組のギターユニットで、ユニット名は「ロドリーゴ イ ガブリエーラ」。今年のフジロックに出演が決まっています。
アルバムを聞いているうちにエネルギーが湧いてきて、全曲聞き終わった後は、自然とラ行が巻き舌になります。



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