Seaviewは留学中、比較的中心部に近いエリアの
11階建ての寮に住んでいました。
ここには寮生用のゴミ集積場があり、
多くの学生が住むことからゴミがあふれかえっています。
この集積場の中から、時々ゴソゴソと何か音がします。
明らかに生ゴミをあさっているとしか思えません。
さては野良猫の仕業か?とも思ったのですが、
寮の近くは大半がオフィスビルと警察の建物で、
ネコを飼うような人もいないし、エサを与えるような雰囲気もありません。
さらに野良猫そのものを見たこともありませんでした。
何度か生ゴミの集積場を観察した結果、
生ゴミをあさっていたのは、なんとリスだったのです!
てっきり木の実しか食べないと思い込んでいたのですが、
実は意外にも雑食だったようです。
しかし、周りには警察の敷地に少し木が植わっているだけで、
ほとんどがアスファルトに覆われているだけの場所なので、
どこから来るのか、ちょっと不思議に思えました。
イギリスには野生のリスを普通に見かけます。
ロンドンを代表する公園であるハイドパークにも生息しています。
種類的にはハイイロリスが多く、地味な色をしています。
場所としては木が植えられた公園にいることが多く、
木に登ったり、地面を走り回ったりします。
人にも結構慣れていて、近づいても逃げないリスもいます。
もっともイギリス人にとってリスはごく普通に見かける動物なので、
手を出そうとする人もほとんどおらず、ごく自然に共存しているように見えます。
このように、イギリスではリスは思った以上に身近な動物なのです。
名古屋近辺の人は岐阜の金華山に行って見るものだという感覚があるので、
公園でリスを見かけると、ちょっとうれしくなってしまいます。
写真はイギリス・ボーンマスの中心部スクエア近くの
ボーンリバー沿いの公園で見かけたリスです。