『アンネの日記』のアンネ・フランクが映る唯一の映像が、
オランダのアムステルダムにある「アンネ・フランクの家(記念館)」により公開された。
映像は1941年6月のおだやかな日に、隣人の結婚式にて、
建物の窓から身を乗り出す当時12歳のアンネの姿が映し出されている。
【アンネ・フランク(Anne Frank:1929年6月12日-1945年3月12日)】
1942年7月6日
ナチスによるユダヤ人迫害を逃れるため、父の職場があるアムステルダムにて2年間潜伏生活。
1944年8月4日
秘密警察ゲシュタポにより逮捕。
家族は強制収容所に送られ、姉のマルゴットとともに、ベルゲン・ベルゼン強制収容所に入所。
1945年3月12日
チフスにより、収容所にて16年の短い生涯を閉じる。
収容所解放時には、多くの遺体がイギリス軍のブルドーザーで埋められ、
アンネの遺体も今だ確認されていない。