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『MR. ROBOT/ミスター・ロボット』クリスチャン・スレイター(ミスター・ロボット役)インタビュー

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◇登録日
2016年8月24日
esjeen
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若き天才ハッカーを描いたサスペンス・ドラマ『MR.ROBOT/ミスター・ロボット』。第73回ゴールデン・グローブ賞のドラマ部門では作品賞と助演男優賞を獲得しており、9月に授賞式が行われるエミー賞にも6部門でノミネートされている超話題作。待望のシーズン2がAmazonプライム・ビデオにて7月29日(金)より見放題独占配信がスタートしているが、それに合わせ届いたキャスト・スタッフのインタビューを2回にわたってお届け!
まず登場するのは、f・ソサエティのリーダー、ミスター・ロボット役を演じるクリスチャン・スレイター。『トゥルー・ロマンス』など数多くの作品で知られる実力派俳優だ。コールドケース DVD今作で受賞したゴールデン・グローブ賞について、パイロット版を読んだ時の印象、主演のラミ・マレックに会った時の感想などを語ってくれた。
――『MR. ROBOT/ミスターロボット DVD』での演技でゴールデン・グローブ賞を受賞した感想は?
夢のような夜だった。興奮したよ。本当に最高だった。このドラマの仲間も一緒にいたしね。あそこにいると... 何度かゴールデン・グローブ賞の会場に行ったことはあるけど、候補者という立場で座ってると本当に神経がすり減るんだ。どんどん不安が増していくし。でもあのような結果になってうれしいよ。受賞できて光栄に思うし恐縮してしまうね。
――最初にパイロット版の脚本を読んだときの第一印象は?
正直、すごく好奇心をそそられたよ。僕があまり知らない世界が舞台だったから楽しそうだと思った。と同時に役柄にもとても興味を持ったね。聞きたいことが山ほどあったから、サム・エスメイル(原案)やチャド・ハミルトン(製作)、パイロット版の監督のニールス・アルデン・オプレヴと話し合いをした。そこでサムに聞いたんだ。12モンキーズ シーズン2「ミスター・ロボットは本当は何者なんだ?」と。ずっと頭に引っかかっていたからね。すると彼が「本当に知りたいか?」と聞いてきたので僕は「知りたい」と答えた。彼は教えてくれたよ。エリオット(ラミ・マレック)とミスター・ロボットとの関係を深く掘り下げて話してくれた。それを聞いてさらに興奮したね。彼がそういう方向に話を進めるつもりだと知ってワクワクしたんだ。両手をあげて「スゴいぞ! 面白すぎる!」って感じだった。これはありきたりなドラマではないんだ。観る側にも集中力が求められるし、興味深いひねりや仕掛けがある。
――なぜこのドラマは人気が出たと思いますか?
専門的分野を扱ってはいるけど、その前にこれは人間や人間関係、それに世界中の多くの人が抱えている感情を描いたドラマなんだ。特にそれを表現しているのがラミ・マレックの演技とキャラクターだね。彼は孤立した人間を演じている。社会の中で"普通"の人と同じ感情を持てない人間で、権利を奪われていると感じ、失望感を抱いている。バンシー DVDそれが多くの人の共感を呼んでいるんだと思う。でもパイロット版を撮影したとき、コンピューター・ハッキングはまだタイムリーなテーマとは言えなかった。その後で、僕らがやろうとしてたことが現実世界で起こり始めたんだ。
――少し時代を先取りしていたんですね。
多分ね。サム・エスメイルはハッキングにずっと注目していて、コンピューター関係の経験もあるし、知識も豊富だから、この分野に関しては常に時代の先を行っているんだと思う。この世界について、彼は僕よりはるかに理解しているよ。
――あなたはどのくらい理解していましたか?
あまり理解してなかった。だから僕にとってはすごく興味深い未知の領域に思えたんだ。サムはウォルマートやターゲットで起きた、たくさんのハッキングを長年にわたって追跡調査してきた。そしてソニーのハッキング事件が起きて、さらにハッキングが有名になったんだと思う。
――それは撮影中のことですか?
パイロット版は終わっていて、シリーズ化が決まった頃にソニーがハッキングされたんだ。みんな、水晶玉か何かで世界に起きる事件を予測してるんじゃないかって目でサムを見てたよ。
――ミスター・ロボットを演じるにあたって、準備しておかなくてはならないことはありましたか?
ああ、でも時間がなかった。出演が決まって3日後には観覧車のシーンの撮影に入ってたんだ。6〜8ページくらいのシーンで山ほど専門用語が入っていたから、必死で検索して出来る限りの準備をして現場に行ったよ。"博識ぶり"をサムに印象付けたかったからね。ただ、当然ながらそのときには新しい技術アドバイザーが雇われていて、彼によれば僕たちが覚えた脚本にある用語はすでに時代遅れだったらしい。そこで彼も加わって全てをアップデートしたから、さらに難しくなってしまったんだ。でも努力の甲斐はあった。このドラマで一番称賛を受けたポイントの1つは、その信ぴょう性だったからね。
――もうシーズン2の製作に入っているそうですが、撮影はどんな具合ですか? また、シーズン1のときと何か違いがありますか?
シーズン2はいろんな点でシーズン1とは違う。シーズン1では週ごとに脚本を受け取り、週ごとに監督が代わっていた。でも今シーズンでは...サムはシーズン1を終えると約1カ月間休みをとり、その後5カ月間、脚本家陣とこもってシーズン2の脚本をすべて書き終えたんだ。だからシーズン2の撮影で戻ってきたとき、僕たちは電話帳みたいに分厚い脚本を受け取った。それから2日かけて読み合わせをし、関係者全員でシーズン全体に目を通して、認識を統一させたんだ。それにサムが全話を監督しているから、かなり映画に近いやり方で進められているよ。
――シリーズ番組の原案者が全話を監督するのは珍しくありませんか?
その通りだね。サムはシーズン1の撮影にも98%くらいは参加していたけど、今回はそれが100%になった。でも、そうでないと成立しなかったと思うんだ。例えば月曜日に撮影に入って203話と207話と204話にある同じロケ地のシーンをいっぺんに撮影したりしているわけだからね。順調に進めるにはサムが現場にいることが大事なんだ。
――あなたの役柄について、シーズン1のラストと今シーズンのスタートがどんな状況になっているか教えて頂けますか?
あまりネタをバラせないんだけど(笑)ミスター・ロボットの正体や、エリオットと彼の関係はもう周知の通りだ。シーズン2ではその問題をサムがどう掘り下げ、料理するのか、そして視聴者がどのような反応を示すか、そこが見ものだとだけ言っておこう。とにかく、今後の展開に対する視聴者の反応が楽しみだよ。
――何話くらいになったら真相が明らかになってきますか? もちろん「余計なことを聞くな」と言うだけでもいいですが...
(笑)そんなこと言わないよ! でもこのドラマはいろんな意味で独特なんだ。『ブレイキング・バッド』みたいにね。『ハウス・オブ・カード』もそうかな。一つの壮大な映画のような捉え方をするべきドラマだよ。つまり単なる複数のエピソードの集まりではないってことだ。次々と展開し、様々な紆余曲折が起こる旅のようなものなんだ。これから先、視聴者はもっとエリオットのことを知るようになるだろうし、この二人のキャラクターの関係性をより深く理解していくことになると思う。
――最初にラミ・マレックに会ったときの感想は?
彼は最高だよ。衣装合わせに行ったとき、彼もそこに居たのを覚えてる。ばったり会って、目が合い、微笑んだ。その後、リハーサルをやったんだけど、それがとても大事だったと思う。さっきも言ったけど、僕は準備をする時間があまり持てなかったんだ。でも彼と僕が監督も交えて一緒に一つのシーンを何度か読み合わせることができたから、本当に何も分からない状態で現場に入って撮影するって感じではなかった。それが観覧車のシーンだよ。最初に撮影したシーンだ。この旅を始める最高のやり方だったんじゃないかな。ラミと僕は天気のいい日にコニーアイランドで観覧車に乗って、本当に楽しく撮影ができた。これでいい雰囲気作りができたんだよ。
――このドラマはすでにラミのキャリアに大きなインパクトを与えていますよね?
それは間違いないね。大したものだよ。人々がこのドラマに共感するのは、彼のおかげだと思う。彼の演技には魅力を感じるよ。ドラマを見ているときも引き込まれるし、彼と撮影しているときも引き込まれる。彼はサムや他のみんなと同じくらい、このドラマに全力を注いでいる。素晴らしいよ。
――他のキャストも素晴らしいと思います。
カーリー・チェイキン、ポーシャ・ダブルデイ...それにシーズン2では新たにたくさんの人が加わっている。クレイグ・ロビンソン(『オフロでGO!!!!! タイムマシンはジェット式』)は本当に素晴らしい。彼とは何回か共演しているよ。それからラッパーのジョーイ・バッドアス。彼が演技をするのは今回が初めてだけど、きっと驚くと思うよ。
――このドラマがアメリカ以外でも人気があることには驚いていますか?
そうでもないかな...。このドラマは世界共通のテーマや問題を取り上げているからね。さっきも言ったように、僕たちが撮影していることが現実世界でも起こっている。まるでドラマのセットでその日に撮影したことを鏡に映したかのようにね。サムが新聞社からコメントを求められるほどだよ。サムは「私はテレビドラマを作っているだけだ。予言の水晶玉なんて持ってないよ」って感じだけどね。
――あなたはもともとニューヨーク出身ですが、撮影のために戻ってきてどうですか?
これ以上うれしいことはないよ。最高だ。まだ夢じゃないかと思ってる。このドラマが始まったときは、ニューヨークで撮影を続けるという確証はなかったんだ。でもサムは可能な限りの力を尽くして、ニューヨークがこのシリーズに欠かせない登場人物になるようにしたんだと思う。そしてその通りになった。
――『ミスター・ロボット』の撮影以前で最後にコニーアイランドに行ったのはいつですか?
面白いことに、この仕事の話が来る3週間くらい前に行ったんだ。
――本当に?
ああ。娘と一緒に地下鉄のQ線で行ってサイクロンに乗った。全部の乗り物に乗って盛り上がったよ。最高さ。さわやかな夏の日でね。ロブスターロールを食べてすごく楽しかった。そして3週間後にはそこで撮影していたんだ。
――『ミスター・ロボット』の製作で一番大変なことは何ですか?
ドラマが勢いを増して人気も注目度も上がってくるにつれて、余計なことをしゃべらないってのがね(笑)
――いろいろ聞いてしまいましたが。
ああ、いいんだよ、分かってる。お互いそういう役割だ。僕としてはずっとポーカーをやっているようなものだよ。
――製作スケジュールは幾分早まっているようですね?
多分ね、でもそういう風には感じないかな。とても気楽な感じだよ。今シーズンは実際に撮影が開始する前に入念な準備がなされていたから、可能な限り最高の形で仕事ができるような環境が作られていた。できる限り誠実でリアル、かつ人間らしい作品作りに集中できているよ。
――『ミスター・ロボット』はどのくらい続くと思いますか?
サムは4〜5シーズンくらいって言っていたよ。
――シーズン2の放送が始まったら隠れコンテンツを見つけられますかね?
そうだね。このドラマは隠れコンテンツだらけだからね。異常なほど細かく作られているから、偶然映り込んだ物なんて1つもないんだ。一時停止させて見たら、必ずたくさんの物が発見できるはずだよ。
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