冷たい飲み物を飲むと歯が「ズキーーン!!!」と激痛が走ることがありますか。アイスや冷たい飲み物、酸っぱい果物などがお口に入れた時よくしみます。それは知覚過敏かもしれません。
知覚過敏とは、温刺激や冷刺激、圧刺激などの様々な刺激が歯にあたえられた時に、歯がしみるなどの知覚亢進が生じる症状のことです。
知覚過敏は「象牙質知覚過敏」とも呼ばれています。知覚過敏の原因は歯のエナメル質が傷つき、削れ、歯根の周りにある歯周組織が痩せたりすることにより象牙質が露出してしまうことから起こります。その象牙質に様々な刺激が加えられて、しみるようになります。
この知覚過敏が起こる原因としてはいくつかあります。
1.虫歯
虫歯になると、歯の表面にあるエナメル質が溶けて象牙質が露出します。
2.歯周病
歯周病になると歯茎が下がって象牙質が露出します。
3.歯磨きのやり方
強さに任せた歯磨きや、硬いブラシなどを使ってゴシゴシ磨くと、歯の表面のエナメル質を削り取れて、歯の根元を傷つけてしまうことが知覚過敏の大きな原因です。
4.酸の作用
エナメル質は酸に弱いという性質を持っています。酸っぱい飲み物や食べ物を頻繁に、そして長い時間摂取するような場合が多々あるとエナメル質が溶け、知覚過敏なることとがあります。
5.歯ぎしり
歯ぎしりをすることによって、向き合っている上下の歯のエナメル質が擦り合わされて、エナメル質が痛み削り取られていきます。その結果、象牙質が露出して知覚過敏となります。
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